平成29年度「冬の労災をなくそう運動」の実施について
労働行政の推進につきましては、日頃より格別の御理解、御協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、山形県においては、例年、冬期の降雪等による転倒災害や墜落災害といった冬期型災害が産業活動の場においても多発しており、平成28年12月から平成29年2月までの3か月間で、休業4日以上の冬期特有の労働災害が114件発生しています。
このような状況を踏まえ、今般、冬期型災害の防止を目的として、別添の『平成29年度「冬の労災なくそう運動」実施要領』を定め、具体的な対策の実施を事業者の皆様に呼び掛けることとしています。
つきましては、本要領に沿った効果的な対策の実施につきまして、特段の御配慮をお願い申し上げます。
平成29年度「冬の労災をなくそう運動」実施要領
1.実 施 期 間
平成29年12月15日から平成30年 2月15日まで
2.ス ロ ー ガ ン
「踏み出す前に ひと呼吸 リスクを確認 転倒防止」
3.事業者の実施事項
(1)重点実施事項
①労働者出入口に「天気予報」等の気象情報を掲示し、注意を喚起する。
②凍結・融雪を繰り返す東側・南側、風雪等による積雪が多く、雪が凍結して
いる北側・西側等の屋外通路や駐車場で特に滑りやすい状態になると考えら
れる場所について、「危険マップ」の作成、「見える化」ツールの活用等に
より周知し、注意を呼び掛ける。
また、必要に応じて除雪や融雪剤の散布を行う。
③屋外及び屋外に通じる階段には滑り止めを設けるとともに除雪・凍結防止に
務める。
④自動車の乗降時は、手荷物や携帯電話等を持たず、足元の凍結・積雪状況を
確認する。
(2)その他実施事項
①気象情報の活用によるリスク低減の実施
②通路、作業床の凍結等による危険防止の徹底
③中高年層労働者対策
④屋外作業における対策に実施
⑤交通労働災害防止対策の徹底
⑥雪下ろし作業等における安全対策の実施
⑦一酸化炭素等の中毒予防対策
⑧雪崩災害防止対策の徹底
※ 添付実施要領をご確認いただき実施願います。