令和7年度「トラック運送業界における点検整備推進運動」の実施について新着

2025年5月13日
トラック輸送は今や国民の生活や経済に不可欠な存在である一方
トラックによる交通事故は重大事故に繋がるおそれがあり
特に大型トラックでは、重大事故につながりかねない
車輪脱落事故が多発しており、適切なタイヤ脱着作業や
増し締め等の保守管理等の事故防止対策とともに
環境面においてもカーボンニュートラルをはじめとした
地球温暖化等への配慮が求められています。


このような状況の中、日常点検、定期点検などによる
点検・整備の実施が義務付けられているものの
その実施状況は必ずしも十分とは言えず
不正改造の防止とともに、点検整備の確実な実施を
徹底して行く必要があります。


また、近年、急増している大型トラックの
車輪脱落事故を防止するために
ホイール・ナットの緩みの点検の
確実な実施が必要不可欠です。


不正改造の防止とともに、確実な点検整備の実施を徹底し
本運動の推進にご協力くださいますよう
お願い申し上げます。



■実施期間
 本運動は1年通じて実施するものでありますが
令和7年9月1日(月)から9月30日(火)までの
1ヶ月を全国統一の「自動車点検整備推進運動強化月間」とし
さらに10月末までは、当協会における
「地方独自強化月間」として実施してまいりますので
ご理解とご協力をお願い致します。



■各運輸支局等への大型自動車の重点点検報告について
 車両総重量8トン以上の自動車を50両以上保有する事業者について
「自動車点検整備推進運動における大型自動車の重点点検」結果を
各運輸支局等に報告しておりましたが、令和5年度より実施
しないこととなりました。


ただし、トラック協会で展開する
「トラック運送業界における点検整備推進運動」では
引き続き、大型トラックのホイールの取付状態や
燃料装置等の重点箇所に係る点検を
実施することとしていますのでよろしくお願いします。


※なお、引き続き、黒煙濃度の悪化に大きな影響を与える
エア・クリーナ・エレメント、燃料フィルタ
燃料噴射ポンプ等の点検・整備の自主的な実施については
ご協力をお願いいたしますが、エア・クリーナの自主点検の集計は
今年度より実施いたしませんのでご報告は不要です。