【重要】大型車の車輪脱落事故防止対策 増し締めの実施について

2023年12月5日
表題の件につきましてお願い申し上げます。

大型車の車輪脱落事故防止につきましては、日頃より鋭意取り組まれていることと存じますが、11
月30日に島根県の国道で大型トラックから脱落したタイヤが、歩行者に衝突し重症を負う事故が発
生。12月1日には青森県の八戸自動車道で、タイヤ脱落によって道路作業員1名が死亡、1名が軽
傷を負う痛ましい事故が連続して発生してしまいました。

これまで車輪脱落した車両にみられる共通した特徴や状況として、

 ①初年度登録から4年~7年程経過した車両
 ②タイヤ交換後、50km~100km走行し、増し締めをしなかった車両
  タイヤ交換後、1カ月以内の車両
 ③不十分な日常点検

が多いとの調査結果が出ております。雪も降り始め、タイヤ交換も終わっているところかと思います
ので、走行距離や状況に合わせて、増し締めの徹底をお願い申し上げます。
 
また10月1日より行政処分が強化され、車両総重量8トン以上のトラックで、ホイール・ナットの
脱落などの車輪脱落事故を起こすと、車両の使用停止(初違反20日車 再違反40日車)、3年以
内に再発すると整備管理者の解任、といった厳しい処分が下される可能性があります。絶対に車輪脱
落事故を起こさない為に、取り組みの再徹底をお願い申し上げます。