令和6年度「トラック運送業界における点検整備推進運動」の実施について

2024年5月8日
令和6年度「トラック運送業界における点検整備推進運動」の実施について

 トラック輸送は、今や国民の生活や経済に不可欠な存在である一方、トラックによる交通事故は重
大事故に繋がるおそれがあり、特に大型トラックでは、重大事故につながりかねない車輪脱落事故が
多発しており、適切なタイヤ脱着作業や増し締め等の保守管理等の事故防止対策とともに、環境面に
おいてもカーボンニュートラルをはじめとした地球温暖化等への配慮が求められています。
 このような状況の中、日常点検、定期点検などによる点検・整備の実施が義務付けられているもの
の、その実施状況は必ずしも十分とは言えず、不正改造の防止とともに、点検整備の確実な実施を徹
底して行く必要があります。
 また、近年、急増している大型トラック(車両総重量8トン以上)の車輪脱落事故を防止するため
に、ホイール・ナットの緩みの点検の確実な実施が必要不可欠です。

 不正改造の防止とともに、確実な点検整備の実施を徹底し、本運動の推進にご協力くださいますよ
うお願い申し上げます。

■実施期間
 本運動は1年通じて実施するものでありますが、令和6年9月1日((日))から9月30日(月)
までの1ヶ月を全国統一の「自動車点検整備推進運動強化月間」とし、さらに10月末までは、当協
会における「地方独自強化月間」として実施してまいりますので、ご理解とご協力をお願い致しま
す。

■各運輸支局等への大型自動車の重点点検報告について
 車両総重量8トン以上の自動車を50両以上保有する事業者について、「自動車点検整備推進運動
における大型自動車の重点点検」結果を各運輸支局等に報告しておりましたが、令和5年度より実施
しないこととなりました。ただし、トラック協会で展開する「トラック運送業界における点検整備推
進運動」では、引き続き、大型トラックのホイールの取付状態や燃料装置等の重点箇所に係る点検を
実施することとしていますのでよろしくお願いします。

※なお、引き続き、黒煙濃度の悪化に大きな影響を与えるエア・クリーナ・エレメント、燃料フィル
タ、燃料噴射ポンプ等の点検・整備の自主的な実施についてはご協力をお願いいたしますが、エア・
クリーナの自主点検の集計は今年度より実施いたしませんのでご報告は不要です。