見積り時にしっかりと打ち合わせを行いましょう
■見積書での確認がポイントです
国土交通省が定めた引っ越しに関する利用者と事業者の約束事を決めた「標準引越運送約款」では、見積りを行ったときに、作業内容についてお客さまと運送事業者が確認しあった上で、引っ越し荷物の数量やサービスの内容に基づき見積書を作成することになっています。
見積書には次の事項が記載されます。
1.お客さま(荷送人)の氏名または名称、住所および電話番号
2.荷物を受け取る方(荷受人)の氏名または名称、住所および電話番号
3.お客さまが荷物を引き渡す日時および受け取り日
4.発送地および転居先の住所および連絡先電話番号
5.運賃などの合計額、内訳および支払い方法
6.解約手数料の額
7.運送事業者の名称、事業許可番号、住所、電話番号、見積り担当者の氏名および問い合わせ窓口電話番号
8.荷送人および荷受人ならびに運送事業者が行う作業内容
9.そのほか見積りに関し必要な事項
■見積りについては次のように定められています
見積りについては、「標準引越運送約款」で次のように定められています。
・見積りは無料です。ただし、発送地および転居先での下見に要した費用は頂くことがあります。
・見積り時に内金や手付金などは一切不要です(内金や手付金などを徴収しないことになっています)。
・見積り時にはお客さまに「標準引越運送約款」を提示いたしますので目を通しておきましょう。
・運送事業者は、お客さまの引っ越しの2日前までに見積書の記載内容に変更がないか必ず確認いたします。
■見積り時には次の点も確認しましょう
現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャッシュカード、印鑑などの貴重品類はお客さまに携帯していただきます。
もし、自分で運ぶことが困難な場合は、見積り時に運送事業者と相談をして万全を期しましょう。
高額品や大型荷物は別途に輸送します。
絵画や骨董品などの高額品、ピアノ・自動車などの大型荷物は特殊管理が必要なため、他の荷物と一緒に輸送することはできません。別途、附帯サービスとなります。ペットの輸送、庭木の移植なども附帯サービスとなります。
高価な美術品や大型荷物を輸送する場合には、保険料はどうなるかということも確認しておきましょう。
■運送をお断りする場合もあります
火薬類など、他の荷物に損害を及ぼす恐れのあるものは、「標準引越運送約款」にもとづきお断りする場合があります。
■パソコンの取り扱いは?
パソコンなど壊れやすいものの取り扱いは、事前に運送事業者に相談しましょう。
引っ越し業者決定前のダンボール等のサービスはキャンセル時の取り扱いについてしっかり確認しましょう。 (キャンセル時にこの種のトラブルが増えています。) |